今週気になったニュースについてです。
参考記事
『外資コーヒー、タイで拡大 年25%成長観測 スタバは500店計画』(2016.7.29 SankeiBiz:http://www.sankei.com/economy/news/160310/ecn1603100030-n1.html)
比較的治安が良く観光地として有名なタイでは最近コーヒーチェーン市場が伸びてきているそうです。
インドなどではスターバックスをみたことがありますが、いわゆる発展途上国と呼ばれる国の中でも外資のコーヒーチェーンが勢力を伸ばしてきているみたいです。
タイと言えば旅行先としても非常に人気がある為、スターバックスがあれば外国人観光客が重宝するでしょう。
旅行客にとっても、現地の市民に対してもメリットが大きくなると考えられます。
ところで、東南アジアでコーヒーだと、ベトナム辺りが有名ですが、タイに輸入されたりはしているのでしょうか?
陸路によるアクセスも容易な為、多少は輸入され、販売されていることだとは思いますが、外資チェーン店が原材料に使うことは考えにくいです。
とすると、現地で独自にコーヒーショップを経営しているものは強烈な競争の場に身を置くことになります。
現地でわざわざスターバックスに行く必要はないと考えている人も居るかもしれない為、多少は需要があるかもしれませんが、独自のサービスを展開することが求められるでしょう。
面白いデータがひとつありました。
http://coffee.ajca.or.jp/data
コーヒーに関する統計資料などがまとめられています。
その中に世界の一人当たりコーヒーの消費量についてまとめられた資料があります。
http://coffee.ajca.or.jp/wp-content/uploads/2011/08/data09_2015-11.pdf
これをみると、輸出国というカテゴリーの中に東南アジアではインドネシア、ベトナムが名を連ねているのですが、1人当たりの1年間の消費量は2.0Kgを下回っています。(日本はおよそ3.4Kg)
ベトナムは若干上昇していますが、インドネシアに至っては全く上昇していません。
輸出用もしくは販売用の農産物としての意味合いが強いのでしょうか。
コーヒーを飲む文化が、同じ東南アジア圏でもやや差異がみられる様です。