今週気になったニュースです。
参考記事
『Alphabetの気球ネット網、被災したプエルトリコにAT&Tと協力してLTE提供開始』(2017.10.21 時事通信:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1710/21/news027.html)
ドローンを利用した移動販売についてまとめましたが、気球を用いてインターネットのインフラを提供するという動きが以前からあったみたい。
今回、大規模なハリケーンの被害で携帯回線が使えない地域が出ていたプエルトリコにAlphabet傘下のプロジェクト「Project Loon」がLTE接続の提供を開始したとのことです。
このプロジェクト自体は2013年から始まったみたい。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1306/16/news007.html
新興国のインターネット接続環境の提供を目的として発足したもので、特殊なアンテナを搭載した複数した気球を成層圏に飛ばして気球同士と地上に設置したアンテナとを接続することでインターネットの構築を目指すプロジェクトである。
今回のケースでは、機械学習のアルゴリズムを用いることでプエルトリコ上空の成層圏に留まるように調整されているそう。
これにより今の所、LTE対応スマートフォンでのテキストメッセージやオンライン情報へのアクセスなどが可能になったとしている。
機械学習が気球の運転にまで応用されているのは知らなかった。
ネットワークさえ繋がればSNS等で安否情報の確認やより細かい支援情報のチェックが出来るだろう。
コミュニケーションが取れれば被災者のストレスの軽減にも繋がるだろうし治安の安定にも一役買いそうだ。
災害後のインフラ復旧にまで活用され始めているのでこのまま課題の改善を進めて支援策の一つして確立されて欲しい。